ぎっくり腰予防に気を付ける事

体について

ぎっくり腰の予防の為に日々気を付けること、ぎっくり腰になりやすい時間、動き、それを改善する動き方をお伝えします。

ぎっくり腰の多い時間帯は?

朝

まず気を付ける時間です。

ぎっくり腰で、一番多いの時間帯が起床時なんです。

起床時から約一時間くらいです。

 

何で朝に起きやすいか?

不思議と朝に痛みを感じますよね?

肩やら腰やら膝やら、どこの関節も硬くて動き辛いとおもいます。

 

寝ている間は血行が悪くなっています。

そして体はリラックスモードです。

なので、筋肉への血流も悪くなり硬くなり動かなくなっています。

腰だけで言えば、腰椎間にある椎間板も水分を多く含んだ状態になっている為、神経根に触れやすく強い痛みを感じ易いです。

なので、日中やっても平気な動作でも、起床後にやっちゃうとぎっくり腰になりやすいです。

特に、腰痛持ち、ぎっくり経験者は起床後1時間は注意した方が良いです。

 

ぎっくり腰を発症する動き

 

起床後はとくに気を付けないといけないですが、普段からどんな動作を、どう気を付けたらいいのか、ランキング形式でお伝えしましょう。

 

第4位 靴下、ズボンを履く時

 

第4位は【靴下・ズボンをはく】です。

これを、立ったままや前かがみになってやっちゃうと背中が丸くなりギクッとなります。

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なので、台などを置き、そこに足を置き、背もたれに寄りかかりながらズボンや靴下をはいてください。

帰宅後脱ぐときも、この要領でやって頂いたほうが安全です。

 

第3位 イスから立ち上がる時

 

第3位は【イスから立ち上がる】です。

 

「よっこいしょうきち!」と何も考えずに立っちゃうと、目線が下がり背中が丸くなりギクッとなっちゃいます。

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なので立ち上がる時に、まずは両手を太ももの上に置く。

そして目線を上にして、両手で太ももを押し下げながら真上に立ち上がる。

※目線を上にすることによって背中が丸まりません。

 

第2位 洗顔時

 

堂々の第2位は【洗顔時】です。

これも結構多いですね、若い人はこれ多い気がします。

そのまま背中を丸めて顔を洗うとアウトです、「アウチ!!」となります。

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そうならないようには、背中の反りを保ったまま、足を開いて、膝を曲げる、そのまま体を沈めていき洗ってください。

 

第1位 物を持ち上げる時

物を持つとき

堂々の1位は【物を持ち上げる時です】

堂々です。ぎっくり腰の70パーセントくらいはこの動作をした時に発生しています。

この動作はダメです。

重くても軽くてもおなじです。

すべての重量が腰に「ド――――ン」です。

下半身を利用していない動きです。

 

物を持つとき

なので物を持つときは

①物の近くに立つ

②腰幅よりも広く足を広げ、つま先はハの字に開く

③背中の反りを保つ

④つま先と膝が同じ方向に向くように屈んでいく

⑤両腕は伸ばしたまま足の間にまっすぐ下ろす

⑥目線はやや上をキープする。

⑦背中が丸くなりそうならそれ以上屈まない

※鼻から息を吸って屈み、動作中は息を止め、終わったら口から息を吐く。

 

です!!

一度実践してみてください。慣れないと難しいです。

 

まとめ

まだまだ色んな動作を人間しますが、なるべくニュートラルなポジションで動くことが、ぎっくり腰や他の障害の防止にも役立ちます。

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ニュートラルなポジションは、後頭部、背中、骨盤が1直線の状態です。

なかなか維持するのは難しいですが、動き出す時は意識しましょう。

 

上の様な悪い動作は、1回やって必ずぎっくりが起こるわけではないです。

日々、何10年とその動きをすることによって、確実に腰部の組織を蝕み、ある日突然「バー―――ン」と爆発しぎっくり腰を発症します。

 

何回もぎっくり腰を繰り返す人、ぎっくり腰になっちゃった人は動きの改善が必要です。

 

ぎっくり腰になっちゃた方、なりかけの方、なかなか治らない方は当院へご相談ください。

参考文献:腰痛はアタマで治す (集英社新書) 新書 – 2010/8/17 伊藤 和磨 (著)

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