今回は、座ってPCなどで事務仕事をする方に楽な姿勢をご説明します。
しかも腰痛肩こり予防に最適です。
毎日忙しい皆様に、「あれやれ」「これやれ」はなかなか難しいと思います。
なので日常に取り入れやすく、努力がいらない、簡単に予防できる方法をお伝えします。
三日坊主になりがちな人にもオススメです。
背もたれと足台
体が1度でも前に傾くと腹筋群が弛んで、背中の脊柱起立筋が緊張します。
反対に上体が1度でも後ろに傾くと腹筋をはじめ前面の筋肉が緊張して、脊柱起立筋は弛みます。
つまり、人類の宿命とも言える腰痛症の予防改善には、
脊柱起立筋を緊張させないように、適度に背もたれに寄りかかった姿勢の時間を増やすしかないのです。
高級な椅子を使っても、パソコンに向かっての作業や書き物をする時に、体が前に傾いて背もたれから離れてしまっては意味がありません。
肝心なのは、どうしたら背もたれから離れない姿勢を続けられるかです。
実は、今の椅子のままで、高価な椅子に負けないくらいのサポートと腰部のストレス解消を実現させる方法があります。
それが「足台」です。
悪い座り姿勢の代表例
悪い姿勢に代表例です。
➀は背もたれに、寄りかかりすぎている状態です。
②は自分のすねの長さに対して座面が高すぎるため、足をちょんと立てている状態です。
足うらが床についていないと、上半身の重さが全て腰から骨盤にかかってしまい、下部腰椎に負担を掛けます。
さらに、上半身をまっすぐにするのに必要な足のふんばりを、利用することができないため上体が丸まります。
すると背中の脊柱起立筋などに常にストレスがかかる状態となり、
骨盤から首にかけての血流低下が起こり、慢性の痛みや痺れが生じるわけです。
それを防ぐための
効果的な方法が「足台」なのです
足台の使い方
上の図を見てください
➀足台は電話帳やマンガ雑誌などを重ねてテープで止めたりして作ってみてください。
②足台に足をのせる
体の重心が後ろに移動して、自然に体が背もたれにつくようになります。
③足台の高さは、膝関節が股関節よりも高くなるくらいに座る。
膝関節の角度が100度ぐらいになるように置くのがベストです。
④足台に両足を45度以上開いてのせ、つま先と膝が同じ方向を向くようにします。
⑤身体と机が密着するくらいの距離に椅子を移動し、上体の丸まりを防ぎます。
足台を使うと足のふんばりがきいて、足を組む必要がなくなり、上体のブレがなくなるのを実感できます。
やがて足台なしでは落ち着かなくなるでしょう。
まとめ
努力が要らない、三日坊主でもできる肩こり腰痛予防いかかですか?
めちゃ地味ですが、一度やってみると楽なのではまってしまいますよ。
ぜひ、やってみてください。
机の下にそっと忍ばせることが出来るので、「何しとんねん。」と突っ込まれることもないでしょう。
オフィスワーカーに限らず、テーブル生活の方にはおすすめです。
肩こり腰痛予防には「足台」でした。
イスの疼痛予防法は、「肘掛け」「座布団」「目線を上げる」などありますのでお楽しみに。
コメント