腸腰筋の効果的なストレッチをご紹介します。
腸腰筋について
腸腰筋は、胸椎からついている大腰筋、骨盤からついている腸骨筋があります。
2つを合わせて腸腰筋と言います。
そして2つとも太ももの骨(大腿骨の小転子)につきます。
肋骨の一番下の辺りと骨盤のでっぱりの内側辺りから、太ももの内側の際どいところまでの筋だとイメージしてください。
脚を上げたり、骨盤を前傾させたり、横隔膜とつながっているので呼吸とも関連していたり、腰痛の原因になっていたりと、最近大注目の筋です。
腸腰筋のストレッチ
①立位でのストレッチ
イスやベッドにお膝を乗せて体を支えます。
お膝を曲げて、曲げている方の手で足先をつかみ、太ももの前を伸ばす要領で伸ばしていきます。
このときに骨盤を後ろへ傾けていくと、お腹側の筋肉が伸びていくのがわかると思います。
骨盤を後ろに傾けるには、お尻をキュッとしめるて、腹筋に力を入れてみてください。
お腹側が伸びている感覚があればオッケイです。
腸腰筋が伸びています。
これは立位ですが、ベッドにうつ伏せでもできます。
②ランジポジション(片膝を立てた状態)
片膝を立てた状態を作ります。
右を伸ばす場合は、右膝を曲げ、右手は床につき体を支え、左手で右の足先を持ち伸ばしていきます。
腰を反らさずに、お尻をしめて、骨盤を後ろに傾ける意識で伸ばしてきます。
お腹が伸ばされている感覚があれば大正解です。
腸腰筋ストレッチのコツ
上の図は骨盤を後ろに傾けていない、ノーマルな状態の場合です。
この場合ではお腹まで伸びきらず、太ももとスネが伸びている状態です。
骨盤を後ろへ傾けてやることで、腸腰筋によくストレッチがかかる状態になります。
腸腰筋が伸びにくい方は、骨盤が前へ傾き、腰が反っている方が多いです。
なかなか骨盤を後ろへ傾ける、このポジションが取りにくいと思いますが、下のコツを意識することでうまいこと伸ばせます。
骨盤を後ろへ傾けるコツは
・お尻をしめる
・お腹にも力を入れる
です。
そうすることで太ももの前、スネの筋肉もよく伸びます。
まとめ
腸腰筋を伸ばすには、お尻をしめて、太もも前を伸ばすストレッチをすることです。
とくに反り腰の人や妊婦さんにおすすめのストレッチです。
是非実践してみてください。
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