- 当院に来院された患者様の症状と経過
- 当院の施術とエクササイズ
について書きました。
患者様
性別 男性
年齢 40代
職業 技術職
ご来院時の症状
ギクッとなったとご来院
お話を聞いていると、ご家族でプールに行かれて、空気入れで浮き輪をプシュプシュと膨らませている時に腰に激痛が走ったそうです。
前日に少し走って、太ももが若干の筋肉痛の状態のようでした。
特に腰からお尻に痛みがあり、1年に1回はギクッとなるそうでした。
検査
痛みが非常に強く、腰からお尻にかけて熱感が著明。
痛みが強いのでですが、腰を伸ばす動作以外は痛みは変わらず。
腰を伸ばす動作を改善していきました。
仕事上体を丸めていたり、前かがみの変な姿勢が多いので、フラットバック気味の姿勢になっており骨盤が後ろに倒れて、ハムストリングスがガチガチ状態になっており、やがて限界を超えて腰回りの筋肉を引っぱってしまいギクッとなったと考えられます。
施術プラン、経過
初回
痛み、熱感が著明の為、炎症を抑えるためにアイシングを20分程行いました。
患部は触らずに、広背筋、殿筋群、ハムなど背中側の筋をを重点的に緩めていき、テーピングで患部の保護、筋肉の保護を行いました。
ぎっくり腰で重要なのは急性期の対処です。
- 48時間はアイシング
- アイシングは「水+氷」で氷嚢、ビニール袋などを使う
- 約15分間感覚がなくなるまで行う
- これらを1時間おきに行う
これを繰り返すと炎症がおさまります。
なのでお家でもアイシングをしていただくようにご説明し、激痛の時の体の動かし方をご説明しました。
腰を伸ばす動作は、かなり改善して翌日も来ていただきました。
2回目
お家でもしっかりアイシングして頂いていたので、痛みは半分くらいになりました。
少し熱感はあったので、もう1回アイシングをおこないました。
今回も、背側をメインに緩めていき、お腹側の腹直筋も緩めていきました。
少しリハビリも行い、骨盤と股関節の連動を復活させる運動をしました。
3回目
熱感はなし、痛みもかなりまし、施術を行い、動いていきます。
- 良い姿勢、良い立ち方、座り方
- 体幹を安定させるために腹式呼吸
- ハムや殿筋、腹筋のストレッチ
- 腸腰筋活性のための運動
- しゃがんだりする際に腰に負担がかからないヒップヒンジ。
をご説明して。
長期の出張へと旅立たれていきました。
院長のアドバイス
何回も言うていますが。
「ぎっくり腰は腰だけが原因ではありません。」
これは声を大にして言うときましょう。
この患者さんの場合は、仕事上の不良姿勢から骨盤が後ろに傾いていた。
その不良姿勢が根本にあったので、全身の筋・筋膜のバランスが崩れ、腰にドカーンと痛みが出たというのがほんまの原因と考えられます。
腰回りをちょいちょいと施術して治ったではなく。
原因をしっかりと改善しとかないと、すぐに再発します。
ぎっくりは激痛ですし、もう二度と嫌ですよね?
なので、日々自分でケアをしたり、姿勢や動きを改善して、腰や体に負担のかからない方法を当院ではご説明します。
当院はそこまでしっかりとサポートしたいと考えております。
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