ぎっくり腰、腰痛④宇治市女性70代

患者様の症状・症例
  • 当院に来院された患者様の症状と経過
  • 当院の施術とエクササイズ
    について書きました。

患者様

性別  女性

年齢 70代

職業 主婦

ご来院時の症状

一週間前位から腰が痛い、座っている時もズーンと痛いとご来院。

ご自分では、思い当たることがない。

 

既往歴は、

左膝変形性関節症で整形でヒアルロン酸注射や、鍼灸院で鍼灸をしてもらっていた(今は痛み無し)。

一年ほど前に、左肩を脱臼した。

 

患者さんのお話を聞いていると、

毎日パートで良く手指を使う、指先が変形していて曲げにくい。

4,5日前くらいに、重い物を持ったのを思い出されました。

「その時は全然痛くもかゆくもなかったのに。」と言っておられました。

 

軽めのぎっくり腰です。

 

検査結果

腰の炎症症状はなし。

腰を反らしたり、前かがみは痛みなし。

腰を左右に回すと、若干の痛み。

腰を右に傾けていくと、痛み。

 

姿勢を見ると、骨盤が後傾したフラットバックの姿勢。

 

問診・検査の結果より

腰の痛みの原因となっている筋は

右の腕橈骨筋、右の大殿筋、右の腰方形筋、左右広背筋などでした。

とくに腕がポイントになっていました。

 

施術プラン、経過

 

初回

炎症は無いのでアイシイングは無し。

検査通り、右の腕橈骨筋、右の大殿筋をメインに

全体的に筋・筋膜を緩める施術を行いました。

 

右の腕橈骨筋はかなりカチコチに筋肉が硬い状態でした。

施術後は、痛みは1/3くらいになりました。

 

念のため、腰の保護のためテーピングを施しました。

 

2回目(次の日)

痛みはほぼなくなりました。

腕の筋肉も緩み握りやすくなられていました。

腕周りや、背中の筋肉をメインに緩めました。

 

フラットバックの姿勢になっているので、

正しい立ち方や座り方をご説明。

日常的に腰の負担を軽減できるようにマッケンジー体操を説明し、パート中の立ってるときにもできるようにしました。

3回目(次の日)

痛みはなし。

痛みが再発しないように、エクササイズ、ストレッチをご説明。

腕に負担がかからないように、腕や指のストレッチをご説明。

良い姿勢を保てるように腹圧を高める呼吸をご説明。

体のお腹側の筋肉を使えるようにするエクササイズなどをご説明。

 

エクササイズやメンテナンスに来院中。

 

院長のアドバイス

今回も「体の繋がり」を感じました。

腕を施術するだけで、腰の痛みが激減しました。

常に家事などで、腕を酷使される方で腰が痛い方は、一度腕をストレッチするなりして緩めてみてください。

不思議と腰の痛みが楽になるかもです。

ひとそれぞれ体は違うので絶対ではありませんが。

 

あとは、フラットバック姿勢です。

骨盤が後傾している方です。

腰が反らずに、まっすぐになっていますので、椎間板などに圧力がかかりすぎて、椎間板ヘルニアなどになる恐れもあります。

腰を反らすマッケンジー体操や、お腹側の筋肉のなかでもとても重要な筋肉「腸腰筋」を活性化させて腰を前へひっぱってもらいましょう。

 

腸腰筋は大事ですよー。

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