よくわかる。ぎっくり腰の症状と応急処置

体について

ぎっくり腰になった経験のある方は案外多くて、痛すぎてどう対処したらいいか困ってしまうぎっくり腰について、症状から応急処置までご説明していきます。

 

1.痛みが強い

 

 

ぎっくり腰の痛みはかなり強い場合が多く、

重症から軽症まで、痛みの強さが違いますが、

  • 動く度に激痛
  • 数日寝込んでしまう
  • 日常生活ができない

など

という状態になります。

strainedback

 

このような状態は、腰部捻挫や急性腰痛などと呼ばれ、

外国では、“魔女の一撃(Hexenschuss:ヘキセンシュス)”

などと呼ばれたりもします。

日本でも地域によっては、“びっくり腰”と呼ばれる地域もあります。

 

2.そもそもなによ?ぎっくり腰って。

実は腰痛の原因ははっきりしていないことが多く、

腰痛の70~80%が、明らかな原因がわからない腰痛症と呼ばれる腰痛に入ります。

 

ぎっくり腰も、はっきりとした原因がわかっているわけではないです。

そもそもぎっくり腰とは名称で、病名ではありません。

急激に起こった腰痛をすべてひっくるめて一般的にはぎっくり腰と呼びますので、原因や痛みの出方も細かく言えばさまざまです。

 

原因ではないだろうかと言われているのは、

ぎっくり腰

 

  • 椎間関節の捻挫
  • 椎間板の損傷
  • 仙腸関節の捻挫

 

ぎっくり腰原因2

  • 筋・筋膜の断裂
  • 全身的な筋疲労

などがあります。

 

肉体的な原因は、はっきりとしないですが。

根本的な原因は、患者さんの日常生活での動き方や姿勢だと、私は考えています。

というのも、どんな痛みでもやはりそこから発生するものが大多数だからです。

 

3.最近の有力説は?

靭帯のクリープ

ぎっくり腰の原因の、最近の有力説は。

背中を丸めていると、脊柱の後方にある、脊柱の屈曲を制限する棘上靭帯や、椎骨の棘突起と呼ばれる部分をつなぐ棘間靭帯が引き伸ばされます。

引き伸ばされた靭帯がもとに戻らなくなる現象を”クリープ”と言いますが、

”クリープ”した靭帯は関節の動きを適正な範囲におさめる能力を失い、

ちょっと負荷がかかっただけで関節が過度に動いて、ギックリ腰などを引き起こすリスクが高まります。

 

4.ぎっくりを起こしてしまったら?

アイシング

もし、ぎっくり腰になってしまったら。

 

まずは48時間アイシングです。

用意するものは、

です。

 

氷嚢があればそれで、なければビニール袋なので代用して下さい。

保冷剤はやけどになる可能性があるのでおすすめしません。

 

直接患部を約15分間、感覚がなくなるまで冷やします。

1時間くらい間隔をあけて、またアイシングを行います

それを3から4回くりかえす

 

すると次第に痛みが和らぎます

それでも痛みが残っている場合は、アイシングを繰り返してください。

 

重症の場合は、激しい痛みで動くこともままならないのでまずは、痛みと熱感をとりましょう。

 

軽症の場合でも、ん?捻ったかも?となった時は、しっかりアイシングするのが効果的です。

アイシングをしないと、次の日の朝に激痛になってしまう場合も多々あります。

 

氷と水による、アイシングは消炎鎮痛効果がとても高く、痛みの激しい急性症状には大変効果があります。

 

痛みが引かない、早く良くなりたい場合は当院に相談してください。

 

5.まとめ

  • ぎっくり腰の痛みは強く、原因がいろいろとある。
  • なってしまったら、しっかりとアイシングをする。
  • なってしまったが最後、安静にする。
  • そうならないように、予防が大切。

 

 

 

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