ぎっくり腰の症例➀宇治市60代女性主婦

患者様の症状・症例

 

  •  当院に来院された患者様の症状と経過
  • 当院の施術とエクササイズ

について書きました。

患者様

60代、女性、主婦

よく孫の子守をされる

 

ご来院時の症状

腰が痛いとご来院。

椅子からの立ち上がりや前屈み時に痛い。

お話を聞いていると、体を捻った状態で、車いすを持ち上げた際に腰に痛みが走ったということです。

その日はあまり痛くなかったが、次の日起床時から動くのが辛い位の痛みになり来院された。

以前にも、お孫さんの子守をしている時に、抱っこしようとして腰に痛みが走った経験がある。

 

既往歴としては、数年前に右足関節を捻挫して二分靭帯の部分断裂された。

 

検査結果

腰を回すときは痛くない、前屈み、反るのが痛い。

姿勢を見ると腰の痛みを緩和する姿勢になられている。

腰部にピンポイントで熱感。

施術プラン

ぎっくり腰(腰部捻挫) 腰部の施術(保険)+腰に痛みを発生させるところを施術(自費)

 

初回

熱感があるため腰部を氷嚢にてアイシング。

腰部はアイシングをしつつ、腰痛に関連があり、痛いのをかばう姿勢で硬くなる臀部やハムストリングスを緩めた。

自宅でもアイシングと安静をお願いした、

 

2回目(翌日)

アイシングを指導していたので、腰部の熱感は消失。

前屈みの痛みは消失。

反るときの痛みと、椅子から立つときの痛みが残存。

 

痛みが強かったので、初回は普段の姿勢があまりわからなかったので、もう一度姿勢を検査しました。

すると腰が反っている状態、いわゆる反り腰と猫背、HFP(頭部前方偏移)が顕著に見られました。

 

反り腰の姿勢の場合、体の前側の筋が縮むので。

主に前側を施術。

とくに腸腰筋と、大腿筋膜張筋を緩め、後ろ側は、殿筋とハムを緩めました。

 

3回目

鋭い痛みは消失。鈍痛が残る。

いつもよりは体が硬い感じがして、すこし動きが悪い。

継続して腸腰筋、殿筋などを治療。

 

再発しないように、体の動きと使い方、腰痛予防と姿勢を治すためのエクササイズをご説明させて頂きました。

 

 

院長のアドバイスとエクササイズ

advice

N様のぎっくり腰の根本的な原因は、反り腰です。

プラスして全身的な筋疲労。

結果として物を持った際に腰に痛みが走り、ぎっくり腰になった。

 

日常の不良姿勢が続くことで、持続的に負担が掛かっている筋肉があり、動作がおかしくなり、痛みが発生した典型例でした。

 

施術的には、腸腰筋を緩めると劇的に痛みが消えたので筋のつながりを再認識させられました。

 

再発防止のエクササイズは

腰痛防止の為に

  • 腹式呼吸からのブレーシング
  • 動作の初めにドローイン
  • ヒップリフト

 

猫背解消の為に

  • 胸椎のモビライゼーション

 

物を持つときの動作の改善の為に

  • ヒップヒンジ

 

をご説明させていただきました。

普段から姿勢を意識して頂くことが改善への近道です。

定期的なメンテナンスとエクササイズで頑張っていきましょう。

エクササイズにつきましては、徐々に更新していきます。

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