腰痛・座骨神経痛⑥宇治市40代男性

患者様の症状・症例
  • 当院に来院された患者様の症状と経過
  • 当院の施術とエクササイズ
    について書きました。

患者様

性別 男性

年齢 40代

職業 会社員

ご来院時の症状

朝起きてからや、夕方仕事が終わる頃、デスクワークで座っている時に、左腰から左殿部が痛いとご来院されました。

最近引っ越しされて宇治市に来られたみたいです。以前の赴任先でも針灸院で治療を受けておられたようです。

お仕事はずっと座っている感じでもなく、立ったり座ったりとずっと一緒の体勢になるわけではないようです。

検査結果

腰を前に屈めると痛い。

腰を右に回す時が痛い。

腰を右に倒していくと痛い。

坐骨神経痛の症状も出ているので、徒手検査も行いました。

 

姿勢を見ると、骨盤は正常に近い傾きでしたが、

頭が前に出ている、FHP(forward head posture)頭部前方位偏移が見られました。

 

カウンセリング・検査の結果より

腰やお尻の痛みの原因は

右側の大殿筋、大腰筋、腰方形筋であると推測できます。

 

その上、頭部前方位偏移のため首・肩まわりの筋である、斜角筋、胸筋群、後頭下筋群などにも原因があると考えられます。

施術プラン、経過

 

初回

原因となっている筋をメインに、筋・筋膜を緩めていきました。

 

予想に反して、頭部前方位偏移の影響でしょうが、腹筋から大腿の前の筋(大腿四頭筋)がかなり緊張しておりました。

施術後は腰の可動域が改善していました。

 

エクササイズとしては、仕事中の姿勢から見直して頂く為に、イスに座っている姿勢、立っている時の姿勢をご説明させて頂きました。

 

2回目

大腿四頭筋に好転反応が出てしまい、筋肉痛のような痛みが2日くらい出たようでしたが、

腰・お尻の痛みは半分くらいになっていました。

朝の痛みは無く、会社の朝の体操の時も痛みは無し、夕方になると重い痛みが出てくるようでした。

 

今回も原因になっている筋を緩めていきました。

 

プラスして、日頃のケアとしてテニスボールで大殿筋を緩めるエクササイズを説明させて頂き、

当院の定番となっている、呼吸改善のためのエクササイズをご説明しました。

 

3回目

テニスボールのエクササイズを日々やって頂いている成果もでて、痛みはかなり改善。

夕方になるとお尻が痛くなるが、その痛みの程度が下がりました。

 

呼吸のエクササイズも続けて行い、お家でも頑張ってやってもらいました。

 

現在もメンテナンス・姿勢改善の為に通院中です。

 

院長のアドバイス

今回は「頭部前方位偏移」の体への影響を感じさせられました。

頭が前に行くことで、お腹側の筋肉が縮こまり、お腹に空気が入りにくい状態になり、腹圧が下がってしまい、腰椎あたりの安定性がなくなり腰に負担がかかり痛みが出ていたと考えられます。

坐骨神経痛は、お尻の筋の緊張だけでなく、お腹の奥の筋肉である大腰筋の緊張の影響もあると考えられます。

 

まずは、意識的にアゴを引いて頭を良い位置に戻しましょう。

呼吸もしやすくなりますし、腹式呼吸を意識して腹圧を高め、腰を安定させましょう。

すると姿勢を維持できるようになって、痛みも緩和されていきます。

 

皆様もスマホなどを見ていると、頭がアゴが前に出てくると思います。

たまにはアゴを引いて、良い姿勢になりましょう。

少しの意識でカラダは変わっていきますよ~。

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